
椅子に座ることが健康に良くないことは近年言われてきています。身体機能から見た椅子による影響を考えてみます。
まず座っている姿勢を関節に着目してみてみると、膝関節・曲がる、股関節・曲がる、脊柱・曲がる、肩回り・曲がる、首・曲がると全身が曲がる方向になってしまいます。
言葉の羅列を見てもわかりづらいですが、腰の曲がった高齢の方を想像するとわかりやすいかと。特に私は股関節が曲がった状態で固定されるのが問題と考えています。
常日頃からケアや運動をしている方は問題ないですが、そうでない方は股関節を伸ばすこと自体がそもそも少ないです。股関節が伸びなくなるとどうなるかというと、まっすぐ立った時に股関節が伸びない=反り腰になりやすくなります。
そのままにすると脊柱管狭窄症や腰椎の可動性低下による腰椎ヘルニア、股関節可動性低下により大腿骨が固定され膝関節が痛みやすくなります。もちろん首や肩にも障害が出やすくなります。
リハビリで様々な高齢の方と関わりましたが、股関節の機能から落ちている方が多い印象があります。
皆様も重力に逆らって生きる以上土台の足腰の機能が重要となりますので見直してみて下さい。では次の投稿で!!
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